ホワイトカラーからブルーカラーへ転職した一部始終【体験談】

ブルーカラーへの転職
ブルーカラーへの転職
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ホワイトカラーからブルーカラーへ転職した一部始終を語ります。

仕事が出来なくて辛い、毎日憂鬱だ。会社に行きたくない。

どこか遠くへ逃げ出したい!

そんな事を思っているあなた。

以前の私と同じです。

そう思うのであれば、逃げてブルーカラーに転職すれば良いのです。

この記事は、大学卒業後に総合職として5年間働いた会社を辞めて、今は淡々とブルーカラーの仕事している僕が語ります。(気づいたらブルーカラー歴の方が長くなってた)

辞めるようになった数々のキッカケなどを交えて記載していきます。

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1.仕事が出来ないからホワイトカラーを辞めた

僕は大学を卒業後、建設業に総合職として入社しました。

しかし、仕事が出来ないことによるストレスを感じたので転職に至りました。

一行で言うと簡単ですが、様々な葛藤がありました。詳しく書いていきますね。

1-1.頭がキレない

総合職として働いて思ったのは、自分が思う以上に頭が働かない事です。

総合職は、その会社特有の知識以外に、全体的に物事を考える力が大切です。

頭がキレる、冴える、頭の回転が良い、地頭が良いと表現される能力ですね。

例えば、打ち合わせをした際に、相手から説明された事に対して質問をしたりしなければなりません。

大抵は、5W1Hに基づいて確認しますよね。

いや、質問なんかしなくて頷いていればその場は終わるのですが、その後に大抵問題が起こります。

ホワイトカラー総合職は段取りが重要なんですよね、私はわかっちゃいるけど出来ませんでした^^;

1-2.人に言う事聞かせるのは大変

仕事を行う上で、人(他の会社)に依頼する場面って多いですよね。

会社の規模や仕事の規模が大きくなるにつれて、関わる会社や人も増えていきます。

例えば、スカイツリーの建設はおそらく、何百何千の会社が携わった事が容易に想像ができます。

私もこれまで、社内社外と多くの人と一緒に仕事をしてきました。

本社勤務だった事もあり、支店の偉い人に指示をしたり依頼をする仕事が多かったです。

しかし、納期を守らない人が多すぎました。

若さからか、なめられてたのでしょうか。もしくは、忙しかったのでしょうか。

私個人への信頼が無かったのでしょうか。

まぁ本社からの依頼なんて、その会社の事業には関係なくて、社内の管理上の仕事が殆どです。

優先度は必然と下がっていくのでしょうね。

1-3.板挟みでニッチもサッチもいかなくなる

これは、主に社外の人と自分の上司の板挟みです。

もう、難易度MAXです。

双方へしっかりとした根拠を持って説明、それが出来れば最初から問題は起こりません。

私には出来ませんでした。

伝書バト状態で、それぞれの言い分をそれぞれへ伝達するのみ。

自分なりの分析をして、折衷案を双方に提案するのが私の仕事だったのでしょうが。

出来てたら転職してません。

しかも、5万円程度の仕事で、解決に数日掛かった場合、

もはや私の人件費だけで赤字になったりする訳で、もんもんとする訳です。

1-4.優しさが自分の首を絞める

例えば、書類の作成をお願いした場合、なかなか来ないと自分で作ってしまう。

すると次からも自分で作らなければならない。

仕事においては優しさは不要です。

2.転職を決意した最大の出来事

それは、勝手に涙がホロリと流れた事です。

会社の車で仕事へ出かけ、これから会社へ戻ろうと車に乗り込んだ時にツーっと、です。

この瞬間に転職を決意しました。

涙を流してまでやる仕事なんて無いです。

憧れの仕事だったり、仕事を通じて実現したい夢があれば話は別ですが。

少なくとも私は、お金を稼ぐために働くのが仕事としか思っていませんでした。

あとは、一度うつ病になり休職すると、復職後も仕事が困難になるイメージがありました。

環境を変えないと死ぬ(人生の充実度的に)と思いました。

3.ブルーカラーに憧れる

仕事柄、職人さんと接する機会が多かったのですが、

私の周りの同僚よりは、明らかに人生楽しそうだなと感じました。

今日の仕事が終われば、ひとまず終わり、そんな生活に憧れを抱くと共に、

そちら側の人間になってしまおうと思いました。

4.異動と共に転職活動開始

転職を決意した矢先、突然、異動が命じられました。

異動すると、右も左もわかりません。もやは、お客様扱いです。

与えられる仕事も、そこまで自分で考え込む仕事ではありませんでした。

何よりも良かったのが、以前の部署よりも有給を取る文化があった事です。

今しかないと転職活動を開始、2社目で無事に合格しました。

もし有給を取る文化がなくても、面接の際には病欠で休んでいたと思います。

どうせ辞める会社なので、もはや他人事のつもりでいくしか無いですね。

私であれば、金曜日に転職活動をし、土曜日にこっそりサービス出勤をするなどして対応していたでしょう。

どうしても時間がない、精神的に潰れてしまいそうであれば、辞めてから転職活動するのもありだと思います。

僕はどうしても現職中というカードが欲しくて(面接中の余裕が欲しかった)、辞める前に転職活動を行いました。

5.ブルーカラーに転職した感想

僕はブルーカラーに転職して良かったと思っています。

指示が具体的なので言われた事しかやらない

ブルーカラーの仕事は基本的に言われたことしかやりません。

会社や職種にもよりますが、レシピを見ながら料理を作る感じのレベルです。

ホワイトカラーの場合に受けてた指示って『なんか美味いもの作っておいて』みたいな感じである程度自分の裁量がありました。

僕はこの自分の裁量が大嫌いだったのですがね。。。
(好みに合うか、コスト、期待効果はどうか、を事前にお伺いする。自分の意見を添えて、みたいな)

今では、行動が数値を交えて指示されています。

間違えられない緊張感はありますが、仕事の難易度は低下しました。

ほとんどの人が(とりあえずは)問題なく出来る仕事です。

もちろん、とんでもないミスをして問題になることもあります。油断大敵です。

給料が上がった

僕はホワイトカラーからブルーカラーに転職して給料が上がりました。

年収380万くらいから年収500万に変わりました。

サービス残業、サービス出勤がなくなった

ブルーカラー、現場で働く現業職は勤怠管理がきちんとされています。

細かい時間でも残業手当が貰えたり、休日出勤時は所定の割り増し分の手当が貰えます。

色々な経験をしている人の話が聞けて楽しい

僕の職場では、学歴や職歴が様々な先輩後輩がいます。

やっている仕事は全く一緒です。

休憩中に色々な話を聞けて刺激的です。

ホワイトカラー時代は、その会社で働いてきた人ばかりに囲まれていましたね。

仕事に行くのが苦ではなくなった

以前は半分鬱状態みたいな感じで、歩くのも遅く、遅刻ギリギリになんとか辿り着いていました。

今では、仕事に行くのが苦ではなくなりました。

学校行くのだりぃ、バイト行くのだりぃ、くらいの感覚で出社出来ています!

趣味が楽しめるようになった

時間的、精神的、金銭的に余裕が出たので休みになにかしようと思うようになりました。

僕はポケモンGOにハマったり、婚活して結婚したりしました。

このブログも転職後に始めましたよ!

ホワイトカラーからブルーカラーに転職するデメリット

ブルーカラーに転職するデメリットを書いていきます。

安全第一

ブルーカラーの仕事で一番大切なのは安全です。

自分や仲間の命に係わる場面もあります。スイッチ一つで命を奪ってしまうこともあります。

また、モノを壊して会社に多大な損失を与えてしまうこともあります。

指示を確認したり、数字を読み間違いが無いように複数人で確認するなど、対策を確実に実施しています。

なお、過去に間違いがあると確認するルールがどんどん増えていきますw

体調管理

肉体労働するたった一つの条件は、身体が健康であることです。

障害が残るような大きな怪我をしないことが大切ですが、内面(内臓や血管)の健康も大切です。

ホワイトカラーなら車いすで通勤したり、自宅でテレワークなんてことも出来ますが、そんな体になればブルーカラーの仕事は用無しです。

休職期間を消化しきった後は、退職となってしまいます。

生涯賃金の低下

大卒総合職からの転職の場合は、生涯賃金の低下は確実と思った方が良いかも知れません。

ブルーカラーは年収500万円(会社による)がずっと続く感じですが、総合職の場合、出世すればブルーカラーより稼ぐことができます。

例として、30歳で転職した時の年収と生涯賃金の表を作ってみました。

生涯賃金の比較

ホワイトカラー ブルーカラー
年齢 年収 生涯賃金 年収 生涯賃金
転職前 2660 2660
30 380 3040 500 3160
31 380 3420 500 3660
32 380 3800 500 4160
33 380 4180 500 4660
34 380 4560 500 5160
35 400 4960 500 5660
36 400 5360 500 6160
37 400 5760 500 6660
38 400 6160 500 7160
39 400 6560 500 7660
40 500 7060 500 8160
41 500 7560 500 8660
42 500 8060 500 9160
43 500 8560 500 9660
44 500 9060 500 10160
45 550 9610 500 10660
46 550 10160 500 11160
47 550 10710 500 11660
48 550 11260 500 12160
49 550 11810 500 12660
50 600 12410 500 13160
51 600 13010 500 13660
52 600 13610 500 14160
53 600 14210 500 14660
54 600 14810 500 15160
55 650 15460 500 15660
56 650 16110 500 16160
57 650 16760 500 16660
58 650 17410 500 17160
59 650 18060 500 17660
60 650 18710 500 18160

若い内はブルーカラーの方が稼げるが、歳を重ねると出世したホワイトカラーの方が稼げます。
(僕の以前の仕事と現職を比較した場合なので、会社によります)

まあ僕の場合は低スペックなので出世も期待できなかったと思います。

しかし、投資をすることである程度不安は解消できると思います。

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頭を使わない

頭を使わないので、一切成長しません。

僕は、足し算引き算の能力が圧倒的に下がりました(歳のせい?)

対策としては、本を読むことです。

お金の勉強の本や、ホリエモン関係の本が面白くて勉強にもなりました。

僕は、ブログも始めて『自分でなんかやってる感』を出していますw

こちらのブログでは公開していませんが、趣味関係のYouTubeチャンネルも作って動画投稿して楽しんでいます。

異業種への転職が出来ない

キャリアの点では、ブルーカラーになると異業種への転職は難しいです。

キャリアアップは2種類です。

  1. 同業他社の条件の良いところへ転職
  2. 同じ会社の管理部門へ配置転換

求人を見て、管理部門への配置転換の実績がある会社を受けると良いかも知れません。

6.おわりに

いかがでしたでしょうか。

あなたも是非一歩踏み出して、ブルーカラーの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

仕事が行くのが辛くないって、とても幸せです。

人生は一度キリです、このまま定年まで地獄を見ますか?

体力がある若いうちに、大半の時間を会社に捧げますか?

私は幸いブルーカラーに転職して人生がハッピーになりました。

辞める際には嫌みも言われましたが。

今となっては、お前らまだそこで働いてるの?ざまぁwとしか思っていません。

そのまま働いていたら、今頃うつ病になって引きこもりになっていたかも知れません。

悩んでいるあなたの行動するキッカケになれば幸いです。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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