30歳を迎える前に、事務職を続けるのか現場仕事で手に職をつけるべきか悩んでいます。
こんな相談を受けました。
(僕のブログ記事を見て、Twitterで連絡頂きました。ビックリ!)
少し詳しく聞いてみたところ、事務系の職場に勤務しているが、現場系の仕事に転職して手に職をつけた方がよいのではないかと考えているとのこと。
率直に回答すると、
- 精神的に追い込まれていれば転職
- 将来の給与が低い見込みなら転職
- そうでなければプライベートを充実させる
ちなみに僕は大卒5年で精神的に参ってしまい、現場系へ転職しました。
それでは詳しく語っていきます。
1.精神的に追い込まれていれば転職しよう
精神的に追い込まれると、うつ病を発症するリスクがあります。
一度うつ病を発症すると、治療しても同じ環境に戻ってしまうと再発する可能性が高いです。
ちなみに僕は、仕事中に急に涙が流れたので『これはヤバい』と自覚して転職しました。
【経験談】仕事が出来ない、辛い、憂鬱、行きたくない。だからブルーカラーへ逃げた。
一度うつ病になると、環境を変えない限り再発リスクがあります。
僕の友達は新卒で入社した会社でうつ病になってしまい、30歳くらいまで働けなくなってしまいました。
今ではマクドナルドでアルバイトまでは出来るようになったそうです。
しかし、久しぶりに会って話してみると、以前はオラオラ系だった性格も、声は小さく、自信が無さそうな印象に変わっていました。
精神的に追い込まれていないかのチェックリスト
会社に対する精神状態を把握してみましょう。
- 会社に行く事は苦ではない
- 学生時代のアルバイトくらいの感覚
- 旅行や友達と遊んでいても会社のことが気になる
- サービス残業、サービス出勤してて辛い
- お腹が痛くなる
- 泣いちゃう
- わざと駅を乗り過ごしてみる
- 起きられない
赤字に該当した方は、即転職をした方が良いかもしれません。
一度精神を壊すとけっこうキツイです。心身共に健康であれば、僕みたいにスキル無しの肉体労働で年収500万円は稼げます。
僕は、旅行や友達と遊んでいても会社のことが気になる状態でした。
転職後の今では、全く仕事に行くのが苦ではありません。
学生時代のアルバイトに行くくらいの感覚です。(だりーなー、みたいな感じ)
2.将来の年収に満足できないなら転職しよう
今の会社にいて将来どれくらい稼げるかを把握しておきましょう。
先輩や上司にこっそり聞いてみましょう。
僕の以前の会社は先輩が総務のハードディスクに侵入して上司、社長、幹部の給与を把握してましたw
幹部で月収100万、社長で月収200万くらいでしたね。
40歳の先輩、50歳の上司、定年間近の部長の年収を把握しておきましょう。
40歳で500万、50歳で600万は一つのラインかなと思います。
これくらいの給与水準で、精神的にも辛くない場合、そのまま会社にぶら下っていれば良い気がします。
手に職が無い、という不安があるかも知れませんが、手に職が無くてもお金を手に入れられる美味しい環境にいる可能性が高いです。
100万円で受けた仕事を80万円で他の会社に丸投げして20万円の利益を得る、みたいな感じです。
先輩や上司が作り上げてきた環境なのです。
僕の前職もおおよそこれくらいの給与水準だったのですが、僕は精神的に辛過ぎて転職しました。
首都圏で50歳で年収500万の場合、僕のように肉体労働サラリーマンに転職するのも検討するべきです。
給与に満足できても将来の自分の精神状態を把握しよう
今の会社に居続けた場合の未来についても考えておきましょう。
同じ部署に所属している上司は楽しそうですか?
移動する可能性のある他の部署の雰囲気はどうですか?
大きな異動はありますか?
僕の場合、上司がサラリーマン特有の責任逃れに特化した人たちばかりで、将来自分もこういう風に立ち回るのかぁと思うとつまらなそうでした。
金を稼ぐ<自分の責任を逃れる
こんな感じの企業風土で、いかに問題が無く毎日を過ごすか、みたいな感じです。
よく言えば、問題が無ければ金が入ってくる仕組みは出来ていた会社でした。
プライベートを充実させる
精神状態も、給与水準も問題ない場合、しばらく様子を見つつ、仕事以外の時間で行動を始めるのがオススメです。
優先度順に並べるとこんな感じです。
- 趣味を本気でやってみる
- 読書をする
- 資格勉強をする
1.趣味を本気でやってみる
一番オススメなのが、趣味をガチでやってみることです。
例えば、野球やサッカーの場合、30歳~40歳で引退してしまうのは、結果が出なくて稼げなくなってしまうからです。
サラリーマンとして主たる給与がある場合、50歳~60歳まで技術を磨き続ければ将来的にプロのシニアリーグが出来ればプロのスポーツ選手として第二の人生を謳歌できるかもしれません。
趣味は楽器演奏でも良いですし、写真を撮って個展を目指す、Amazonアレクサで超ハイテクな未来の家を作ってみる、プログラムでアプリを作ってみる、日本の電車全路線乗って前面展望動画をコンプリートする、ファーストフードの全メニュー食べてレビューする、なんでも良いです。
ぶっとんで深いところまで趣味をしてみましょう!
必ずアウトプット、マネタイズしてみる
趣味を本気でやってみる場合、ブログやYouTubeに投稿してみましょう。
最初の方は驚くほどアクセス、再生されません。
しかし、これを試行錯誤していくこと自体が問題解決能力の総合練習になるのです。
自分で調べてブログを開設し、Googleの検索結果、YouTubeの検索結果に反映されやすいコンテンツを研究する・・・
収益化(マネタイズ)すれば数字で結果がわかると共に、本業での仕事が恵まれている環境なのか判断する機会になるでしょう。
僕は転職してからブログを始めましたが、普通に出社してれば給料をもられるありがたみを実感しました。
(それと同時に、自分でビジネスをしてお金を稼ぐ楽しさや厳しさもほんの少しだけ知ることが出来ました)
このブログ一つにとっても、タイトル、ロゴ、文章力、語彙力、構成、リンク、色々考えてます!
2.読書をする
2番目に優先したいのが、読書をするということです。
オススメなのが、ビジネスジャンルと言われている読書です。
人間関係、お金関係、仕事術、著者だとホリエモンやひろゆき氏の本がオススメです。
僕は30歳くらいでこれらの本を読みだしましたが、20歳くらいで読んでおけば良かったと思っています。
YouTubeだと、読書の要約チャンネル、ホリエモンチャンネル、ひろゆき氏の切り抜きなどが面白くてオススメです。
3.資格勉強をする
質問者様に、「現在お持ちの資格は何ですか?」といきなり聞かれました。
資格を取るとスキルアップになるし、手に職をつけれると思う方も多いかも知れませんが、先に資格を取るのはオススメしません。
やりたいこと、やっていることが先にあって、必要な資格をとっていくのが正しい流れだと僕は思います。
なので、資格を取る優先度は3番目になっています。
とはいえ、資格は趣味は読書に比べて合否がハッキリとわかるので、行動した証として残りやすいのも事実です。
どんな資格を持っていると良いのか僕なりに検討してみました。
ファイナンシャルプランナー
原始時代は狩りを行ってご飯を食べていました。
現代はお金を稼いでご飯を食べています。(一部違う民族もいますが)
現代を生きるということは、資本主義社会で生きるということです。
つまり、お金の知識は必須です。
多くの会社の場合、必ず経理部門はありますし、本業の事業を担当していても原価、利益、経費、などの計算スキルは必須ですので勉強して無駄になる事はないと思います。
僕が次に資格を勉強するならファイナンシャルプランナーですね。
大型運転免許
即、金になる資格ではナンバーワンじゃないでしょうか。
目に見えぬ効果として、いつでも転職出来る安心感から、心に余裕が出来るはずです。
最近では免許取得費用を負担してくれる未経験採用の会社も増えていますが、他のスキルが全く同じだった場合は免許を持っている方が選ばれると思いませんか?
ヤマト運輸などの運送会社に応募する時にも、ある程度運転に対して興味があることをアピールできるはずです。
ITパスポート
ITに関するスキルは必須スキルです。パソコンを使っていない会社なんて無くなりました。
ちなみにサザエさんの会社のシーンでは、未だに書類しかなかったりしますw
ITパスポートは情報通信技術の入門資格です。
突然社内SE部門に飛ばされても何とかなる対策です。
普通の部署であれば、仕事上で役立つかと言われたらそんなに役に立ちませんしかし、会社は色々な人とコミュニケ―ションを取ります。
例えば、社内SEとサーバー更改の打ち合わせ、なんて時に作業スケジュールが何となくわかりやすくなったりはすると思います。
転職や異動でインターネットにつながらない時にある程度自分でトラブルシューティングが出来るようになります。
なお、実務で一番役立つのはエクセル(パワポ)のショートカットキーを完全に把握することだと思いますw
現在持っている資格の上位資格をとる
質問者様は簿記3級をお持ちのようですので、上位資格の2級や1級を目指してみてはいかがでしょうか。
同じジャンルを既に勉強されているので取り組みやすいと思いますし、上位資格になるほど希少性が増します。
スペシャリストに転職するなら覚悟が必要
本当の意味で手に職をつけたいなら覚悟と行動力が必須です。
(僕は誰でも出来る肉体労働なので、手に職があるわけではないと思っています)
僕の高校時代の友人はIT企業に就職しましたが、転職を繰り返して今では誰もが知る一流企業でエンジニアをしています。
色々苦労はしたみたいですが、仕事を仕事だと思っていないくらい仕事を楽しんでいます。
休日も家でプログラムとかを書いているみたいです。
僕から見たら頭おかしい人です。
これからの時代、手に職がある、というのはIT系以外だと難しいのではないかと思います。
事実、2020年のアメリカ株式市場ではGAFAMと呼ばれる、
- Amazon
- Apple
- Microsoft
の株価が爆上がりしました。
普遍的なスキルで食べていくとなると、IT分野しかないと思います。
ニッチなスキルだと、かなり深い所まで行かないと食う程は稼げないと思います。
僕は企業にしがみつつ、出来る仕事をなんでもやるつもりでいるスタンスです。
お金の不安をなくすために
そもそも仕事に対する不安というのは、お金に対する不安です。
お金に対する不安は投資である程度解消できます。
投資をしよう
iDeCo(月23,000円)と積み立てNISA(年間40万円、月33,333円)は必ず投資しましょう。
実家に住んでいてお金に余裕があれば、普通の投資も行いましょう。
両方とも投資なんですけど、簡単に言うとこんな感じ。
優先度No.1 iDeCo
会社から支払われた給与(=税金が引かれた手取り)で投資を行うが、年末調整で税金が還付される。(年収500万円で5万円くらい)
投資によって得られた利益に税金が課せられない。
個人型確定拠出年金:iDeCo(イデコ)|SBI証券 (sbisec.co.jp)
優先度No.2 積み立てNISA
会社から支払われた給与(=税金が引かれた手取り)で投資を行う。
投資によって得られた利益に税金が課せられない。
優先度No.3 普通の投資
会社から支払われた給与(=税金が引かれた手取り)で投資を行う。
投資によって得られた利益には約20%の税金が課せられる。
iDeCoと積み立てNISAを30年続けるといくらになるのか
30歳から60歳までiDeCoと積み立てを行うと、
元本約2000万円が4500万円になることが期待されます。
30年以上の長期的に見れば損する確率は限りなく低いです。
お金の稼ぎ方3種類全て取り入れよう
労働収入、事業収入、金利収入全てを取り入れましょう。
労働収入
多くの人がこの方法で収入を得ています。
時給いくら、日給いくら、年収いくらという感じです。
時間を費やした分だけ多くもらうことができます。
事業収入
完全実力主義の収入を得る方法です。
会社の社長、プロ野球選手、ブロガー、YouTuberなどです。
メリットは、仕組化(自動化)が出来ることです。
社長は会社の仕組みを作ってしまえば、自分が遊んでいてもお金を得ることができます。
(売上ー人件費ー原価ー家賃ー光熱費=社長のお金)
ブロガーであれば、広告収入ーサーバー代ードメイン代ーパソコン代が自分のお金になります。
ブログやYouTubeはスモールスタート出来るビジネスですので、趣味としてやるのも面白いですよ。
金利収入
投資(株、債券など)の分配金です。
投資している資産額に応じてお金を得ることができます。
リスクに応じてリターンが変わるのですが、米国債で年率2%、米国株で年率5%くらいは過去の実績から期待できるのではないかと思われます。
つまり、2億円もっていれば、400万~1000万円を毎年手に入れることが出来るのです。
投資家と言われる人たちが働かなくても良い理由はここにあるのです。
僕は現在2000万円ですので、楽観的(年利5%計算)には、毎年100万円を自動的に手に入れる環境を得ることが出来ているわけです。
僕は米国株8割、ビットコイン1割、現金1割って感じです。
若いうちにより多くの金額を投資に回すことが大切です。
僕はこう転職した
僕は自分が聞いたことのある企業のホームページを見て、採用情報を確認し、履歴書を送付しました。
マイナビ転職などの転職サイトを使っても良いと思いますが、申込時は直接企業に申し込む方が熱意が伝わるかも知れません。
まとめ
- 辛いなら即転職
- 辛くないなら上司の年収を調査しつつ様子見
- 休みの日で何か始める
- 趣味に全力投球してみよう
- アウトプットしてみよう
- 読書で人間的なスキルアップ
- 資格で表面的にスキルアップ
- 手に職のあるスペシャリストへの道は険しい
- 肉体労働年収500万円はいつでもなれる
- iDeCoと積み立てNISAは即始めよう
次の休みで行動の第一歩として、お金の勉強をするならこの本で決まり!
(この記事で書いたことがめちゃくちゃ詳しく書いてあると思います。)