株で損失した体験談

マネー・節約・資産運用
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株を始めた頃、負け続けて400万円の大損失を出してしまいました。

なぜ失敗してしまったのか、経緯と現在行っている投資方法ついて書いていきます。

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投資を始めたつもりが投機だった

投資というのは基本的にはお金がお金を生み出す行為のはずです。

例えば、株式投資なら配当金、不動産投資であれば家賃など、自動で入ってくるお金が見込めるような運用をすることです。

対して、投機とは相場の変動に賭けることです。

僕は、投資を始めたつもりが投機を始めていました。まぁ大体の人はこれに陥ると思いますw

27歳の時に転職を機にブラック企業を抜け出し時間が有り余った僕は、何か新しいことを始めようと思い、証券口座を作りました。

貯金は600万円くらいありましたが、証券口座に入れたのは100万円でした。

会社の交通費などの経費精算が振り込まれる口座は給料振込口座とは別にしてまして、ヘソクリ感覚で100万円を少し超える金額が貯まっていたんです。なのでこのお金を投資用にしようと思ったのです。

初めて買った株はNTTデータです。株価は当時6200円くらいでした。単元数は100株でしたので、62万円で100株を買いました。

1~2週間でプラス1万円くらいになりました。ここで問題発生。

この株はいつまで持てば良いのか。永遠に持つのか。

実は株式投資の難しさは出口戦略にあると言われています。
(現在の投資スタイルは記事の後半に記載していますが、詳細をまた書きたいなぁ・・・)

とりあえず当時の僕の感想は以下の通り。

何もしないで1万円儲かるってすごい。株すげぇぇぇぇぇ!

ぶん殴りたいです。

売却して税引き後8000円程度の利益を得ることが出来ました。

余剰資金では物足りなくなる

株式投資について調べると、主に3種類あることがわかりました。

  • デイトレード
  • スイングトレード
  • 長期投資

2015年頃の日本株は、今のように1株から買えるサービスはありませんでした。

1銘柄買うとなると10~100万円程(ユニクロのファーストリテイリングだと当時でも400万円!)の資金が必要でした。

株を買って、1週間程度株価が変動するのを待って売る、というトレード繰り返すとなると、100万円の資金だと2~3銘柄くらいしか買えませんでした。

1週間待って2%の変動だと、2万円。もっと効率的にトレード(この時すでに投機=ギャンブルになってた汗)出来ないかと思い、すぐにメインの口座の貯金をほぼ全額証券口座に入れてしまいました。

その証拠がこちら

通帳のお金を全て証券口座に入れる

9/30には537万円あった僕のメイン口座。
10/14の100万円を皮切りにしてガンガンATM限度額の50万円を引き出ししています。
11/25には残金38,126円になっております。

あまりにも短期間に引き出し過ぎて、銀行からハガキが来たのを覚えています。

そして600万円程の資金で10銘柄程度の株を買って数日で売買を繰り返していました。

適当に売買していましたが、勝率は半分弱。評価額がマイナスになるとビビッて売ってしまうことが多かったです。

信用口座を開設して破滅の道へ

3か月ほどスイングトレードを繰り返していた僕ですが、買いだけだと株価が上昇することにしか賭けられないことに気が付きます。

そこで、信用口座を開設しました。

信用口座があると主に2点の特徴があります。

  1. 売りが出来る(マイナスに賭けられる)
  2. 資金の約3倍の取引を行うことが出来る

信用口座を開設したあたりから、病的に株取引を行うようになってしまいます。

仕事中もトレードを行っていました。ボーナスや貯金を証券口座に追加投入し、700万ほどの余力になりました。

余力があるともったいないので、信用余力の約2000万円をほぼフルに使ってトレードを繰り返していました。

10万負けとか30万負けとかはザラにありました。もはやお金が数字にしか見えなくなってきました。

当時はそーせいグループの大相場がありました。一番天井で掴んだのは僕ですw

途中で参加しては売却を繰り返し、結局高値掴みからの暴落→塩漬けをしてしまいました。

このあたりで目が覚め始めました。僕には株取引で儲けるのは無理だと悟りました。

1年後くらいに売却ました。1銘柄だけで100万円程度損したかも知れません。

裁定取引に辿り着くも負け続けた

単純に買っても企業固有の原因や、コロナショック、チャイナショック、世界大恐慌などの地合い(全体的な市場の動向)により大暴落することがあります。

僕は、何とかして長期的に少しずつでも儲かる方法が無いか研究を始めました。

辿り着いたのは裁定取引(ペアトレード)です。

ペアトレードとは?

売りと買いを同じ金額分行うことで、市場全体の影響を受けにくいトレードです。

個別銘柄のペアトレード

株価は同じ業界だと近い動きをします。

例えば、自動車業界であればトヨタと日産、飲料業界ならキリンとアサヒなどです。

過去の株価から分析し、解離が発生すると、いずれ戻ることを利用して儲けましょうという投資です。

具体的には、トヨタと日産の株価について、トヨタ÷日産で計算し指数を算出します。

このトヨタ日産の指数の動きを見て、トヨタが高くなり過ぎた時にトヨタを売って日産を買います。

そして、利益が出たらポジションを解消する、という戦略です。

今になって思えば、指数が戻る保証、ポジションを取る、解消するタイミングなど、明確に決めるのが難しい投資方法です。

しかし、チャイナショックやコロナショックなどの市場の暴落があった際には、売りのポジションを取っている銘柄は大きく下落しても利益になりますので、単純に買いや売りの一方を行うよりはリスクの少ない投資方法となる訳です。

NT倍率

Nは日経平均、TはTopixのことです。

日経平均株価とトピックスの二つの指数のバランスを見て、ETFを売買することで、個別銘柄よりもさらに安定したペアトレードをしようというトレード方法です。

2016年頃にこの投資方法を試してみましたが、この時は日経平均がトピックスよりも大きく上昇する局面でした、僕は当然、上がり過ぎた日経平均を売って、同じ金額のトピックスを買うポジションを取った訳ですが、大きな流れは変わらず、損しました。

複雑に計算した指数といえども、この指数はこのあたりに留まる、なんて保証はありませんし、上昇し続ける、下降し続ける、そんなこと誰にもわかりっこないのです。

勝敗が均衡していても負ける理由

僕の勝率はほぼ5割でした。

なのに資金は日に日に減って行きます。

原因は、税金でした。株は勝つと譲渡益課税が約20%あります。

700万円を証券口座に入れると、信用取引では3倍の約2100万円程度の取引を行うことが出来ます。

2000万円分の株を買うと、0.5%で10万円動きます。10万プラスの時に決済すると、2万円が税金として引かれ、手取りでは8万円プラスになる訳です。

反対に、負けの時は10万円マイナスとなってしまいます。

つまり、1日の午前と午後に1回ずつ取引を行い、勝ちと負けが1回ずつだったとすると、1日で2万円負けてしまうのです。

勝ちと負けが同じでも、200日程度これを繰り返すと・・・400万円が消えて無くなる訳です。

ちなみにこのことには当時気付いていませんでしたOTL

確定申告で繰り越し控除とか面倒臭い

株で大きく損をした場合、翌年の利益と相殺して税金を少なくすることが出来ます。

実は、上場株式を売却して損した場合、利益と損失を相殺できる「損益通算」と、株の損失を3年間繰り越してその間の利益と相殺できる「繰越控除」という特例があります。
(引用元)マネーフォワード https://biz.moneyforward.com/tax_return/basic/36382/

僕はクソ野郎だったので、そんなの面倒くせぇ!と思いなにもしていませんでした。

なので、損失はただの損失、利益についは20%をせっせと国に納めていたのです。

ギャンブル感覚で投資を行っている方の多くは同じような感じだと思っています。

今では、iDeCoやふるさと納税などに取り組み、実質の節税に努めています!
(確実に勝てる試合だけしかしていません。)

現在取り組んでいる損しない投資方法3選

400万円の大金を失ってようやく目が覚めました。
僕が行っていたのは投資ではなく、投機。株の取引きを手段としたギャンブル目的だったのです。

現在取り組んでいる投資(というかお金を増やす作業)は主に3つです。

  1. インデックスファンドの積み立て
  2. クロス取引による株主優待
  3. ポイントサイトの利用

1のインデックスファンドの積み立ては将来にならないと損しないとは言い切れませんが、2と3は必ず損をせずにお金を生み出す作業(そう、放置する投資じゃなくて作業なのです)なので知らない方は是非実践してみて下さい。

1.インデックスファンドの積み立て

インデックスファンドとは、市場の平均に投資できる金融商品です。

具体的には、アメリカの株の平均(S&P500やダウの指数)に投資できるものです。

30年以上投資すると、過去どのタイミングで見ても損をすることが無いことから投資をしています。

僕は3つの手段でインデックスファンドの積み立てを行っています。

  • iDeCo
  • 積み立てNISA
  • ETF(VOO)

iDeCo>積み立てNISA>VOOの順に節税効果があります。

2.クロス取引による株主優待

低コストで株主優待券を取得できる投資です。時間も少し使います。

年率5~10%くらいの利回りを得ることが出来ます。

優待銘柄を買いと売りを同時に行い、優待権利日を過ぎたらポジションを解消すると、貸し株分のコストで株主優待を受けることが出来ます。

絶対に損をすることがありません。

もっと早くやっておけば良かったです。。。

日興証券が最強です。

3.ポイントサイトの利用

ポイントサイトを通じてクレジットカードや証券口座、FX口座を開設すると、ポイントを得ることが出来ます。

ポイントは換金して銀行口座に振り込むことが出来ます。

タイミングが良いと、以下くらいの金額を得ることが出来ます。

  • クレジットカードなら5000円
  • 証券口座なら8000円
  • FX口座なら10000円

僕はハピタスというサイトを使っております。

(リンク)ハピタスサイトへ行ってみる

ハピタスで種銭を得て、クロス取引で株主優待を得て少しずつ金の雪だるまを大きくしています!

とりあえず、もうギャンブル的な投資(正しくは投機ですね!)にはこりごりな話でした。

20代のうちに体験できて良かったわ・・・

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