イオンの株主優待として、購入金額の3%(100株保有時)をキャッシュバック受けることができます。
僕は米国株を中心に資産運用しております。
今回は、イオン株を売ってしまって米国株購入の資金に充ててしまおうかシミュレーションしてみました。
1.イオン株主優待の概要
イオン系列(一部を除く)のお店で買い物をした場合、
オーナーズカードを提示すると
購入金額の3%がキャッシュバックされます。
オーナーズカードはこんなカードですね。
(引用:イオンホームページ)
なお、3000株以上の保有で購入金額の7%がキャッシュバックされます。
その他、映画が割引料金でみれたり専用ラウンジが使えたりします。
しかしながら、近くに大きいイオンが無い私にはあまりメリットがありませんので割愛します。
まいばすけっとばかりなのですよ。
近くにイオンがある方は、是非イオンホームページから確認してみて下さい。
2.配当利回りを計算してみる
配当金が年間34円。
私は100株保有なので3400円です。
株価は2018年6月26日終値で2349.5円。
配当利回りは約1.45%
私の購入株価でも計算してみます。
1602円で購入したので、配当利回りは約2.12%です。
購入時の配当利回りは1%台であったと記憶していますから、
長期保有して配当金額が上がるほど実質利回りが上がる良い例となっています。
3.キャッシュバック金額の状況
今までのキャッシュバック金額を振り返ります。
半期に1度、購入金額の明細書や引換書が送られてきます。
明細書を以下に貼り付けます。
2016年9月~2017年2月
購入金額33,724円
キャッシュバック1,022円
(株)ジーフットは店舗名で言うとアスビーです。
靴屋さんですね。
靴は単価が高いのでキャッシュバックに貢献しています。
仕事中のお昼ご飯は積極的にまいばすけっとで購入した結果です。
次に、直近の明細書です。
2017年9月~2018年2月
購入金額9,372円
キャッシュバック285円
ぶっちゃけ、ドン・キホーテや業務スーパーに浮気してました。
お昼ご飯はマクドナルド(100円マック中心ですが)や牛丼を食べる事がありました。
いくらイオン系列に3%のキャッシュバックがあると言っても、
積極的に特定の店で買うのはストレスが溜まります。
そもそも、独身実家暮らしで日用品を殆ど買わないんですね。
4.配当+キャッシュバックの優待利回りを計算してみる
イオン株購入価格16万円
配当金3400円(税引き後2710円)
キャッシュバック金額2044円(多めに見積もり)
(2710+2044)÷160000=0.0297
現在の優待利回りは2.97%となっている事がわかりました。
5.結局イオン系列でどれくらい買うとお得なのか
現在、米国株では配当利回り5%以上の銘柄もあります。
通信大手のAT&T(T)なんて、6%を超えてます。
税引き後でも4%を超えます。
イオン株で税引き後4%の利回りを得るにはいくら買い物をすればよいのでしょうか。
まず、株の購入金額が16万円。
16万円の実質4%の利回りは6400円ですね。
配当金額が税引き後約2710円なので、
キャッシュバックが6400円‐2710円=3690円以上だと配当利回り4%達成になります。
キャッシュバックで3690円得るには、
3690÷0.03=123000
つまり、年間イオングループで123,000円買い物するのであれば、
AT&Tの株に乗り換えるより、イオン株を持っていた方が良い事になります。
6.年間12万円をイオングループで使わない問題
最寄りのスーパーがイオンだった場合、食費だけで間違いなく使うでしょう。
イオン系列のスーパーの近くに住むかどうかがポイントですね。
ドン・キホーテの近くに住んだ場合、売却します。
7.イオン株売却しました
この記事を書いてから数年後に結婚しましたが、最寄りのスーパーがイオンではなかった為、イオン株を売却致しました。
現在は夫婦で賃貸住宅に住んでおりますが、今後イオンの近くに引っ越したら再びイオン株を購入しようと思っています。
しかしながら、日本株で米国株と比較検討出来るリターンがあるイオンは恐るべしですね。
8.おまけ 値上がりした現在の株価だと?
この記事を見てくれた方は、イオンの株を購入検討されていると思いますので、
現在の株価でイオン株を購入した場合も計算しておきます。
2018年6月26日終値で2349.5円
この株価で実質4%の利回りを達成する金額は9398円です。
配当金額が税引き後約2710円なので、
キャッシュバックが9398円‐2710円=6688円以上だと配当利回り4%達成になります。
キャッシュバックで6688円得るには、
6688÷0.03=222933円
つまり、年間イオングループで222,933円以上買い物するのであれば、
AT&Tの株を購入するより、イオン株を持っていた方が良い計算になります。
最後に、投資は自己責任でお願いします。
本記事は、配当利回りを中心に検討しているため、
今後の各社の株価の変動見通しは考慮しておりません。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。